パグは、紀元前に中国で誕生したと考えられています。
チベットの僧侶たちの間で、愛玩犬として可愛がられ、
小型化されたといわれています。
パグは、1600年代の末頃、東インド会社の船乗りによってオランダに持ち込まれ、
特に王侯貴族に愛好されました。
オランダのウィリアム王が王子の頃、暗殺者の侵入を吠えて警告し、
命を救ったということから、パグが王家公認の犬となったという話も伝えられています。
その後も、パグは上流階級の人々に愛好されており、
ナポレオンの妻、ジョゼフィーヌの愛犬もパグであったといわれています。
パグが初めてイギリスに持ち込まれたのは、1800年代の後半で、
やはり、富裕層の間で絶大な人気を得ていました。
その頃のパグは、しわのある顔を強調するため、
耳の先を切る「断耳」が習慣とされていました。
このように1700年代以降、パグはヨーロッパで絶大な人気を誇っていましたが、
1900年頃にはその人気も衰えました。
しかし、アメリカに渡り、AKCに登録されたのをきっかけに、愛玩犬として、
また、ショードッグとして再び人気を集めるようになりました。
そして、パグは、現在も安定した人気を誇る犬種となっています。
パグは、愛嬌のある顔立ちで、顔に刻まれた深いしわが特徴の小型犬です。
筋肉が堅く、引き締まった体格をしています。
標準的なパグの体重は、雄雌ともに6〜8kg。体高は、雄雌ともに25〜28cmです。
パグの体型は、正方形に近く、コンパクトで、がっしりとした印象を与えます。
パグは、短く、やわらかい被毛をしており、
体臭も少なく、とても手入れがしやすい犬種です。
毛色には、フォーン、アプリコット、シルバー、ブラックの
4種類があり、とてもつややかです。
特に、パグの外見で特徴的なのが、丹精とはいい難いものの、
表情豊かでなんとも愛嬌のある、その顔立ちでしょう。
横からみるとペタンとしてつぶれてみえるほど短い鼻は、非常に特徴的です。
さらに目を引くのが、パグの顔に深く刻まれたしわ。
このしわは、黒々しているほどよいといわれています。
ちなみに、パグという名称には、
ラテン語で「にぎりこぶし」という意味があります。
パグは、元々、チベットの僧侶たちの間でペットとして愛好されていた愛玩犬です。
飼い主に対してとても愛情が深く、陽気で明るい性格をしています。
また、遊び好きで、攻撃的になることもほとんどありません。
そんなパグは、家族として、また、パートナーとして、
共に生活するのに理想的な犬種といるでしょう。
パグは、元々、チベットの僧侶たちの間でペットとして愛好されていた愛玩犬です。
とっつき悪いところもありますが、飼い主に対してとても愛情が深く、
陽気で明るい性格をしています。
また、遊び好きで、人や他の犬とも喜んで遊びます。
パグが攻撃的になることは、ほとんどありません。
性格も落ち着いており、とても飼育しやすい犬種だといえます。
特に、パグは、飼い主への愛情が深く、飼い主を楽しませたり、
喜ばせたりすることが大好きです。
そんなパグは、飼い主にとって、たまらなく愛らしく、
とてもやすらぎを与えてくれる犬種であるといえます。
そのため、どうしても甘やかしてしまいがちです。
パグは、素直でしつけやすく、比較的もの覚えの良い犬種だといわれています。
しかし、プライドが高く、わがままで頑固な一面もあります。
時には、納得するまで動かないなどということもあります。
また、多少叱ったぐらいでは、落ち込みもしないともいわれていますので、
やはり、しっかりとしたしつけや訓練が必要となります。
このように、パグは、わがままになりやすい一面はあるものの、
愛情深く、安定した性格で、理解力も愛嬌もあることから、
家庭犬としては理想的な犬種といるでしょう。
パグ脳炎とは、「壊死性髄膜炎」という
パグ、ヨークシャーテリア、マルチーズ、チワワなどの
限られた小型犬種に起こる脳の病気です。
パグに最もよくみられる脳炎であることから、別名「パグ脳炎」といわれています。
パグ脳炎は、生後9ヶ月の幼犬から4歳の中齢犬に発症しやすいといわれています。
圧倒的にパグに多くみられる病気であることから、
パグの遺伝的な要因の可能性も考えられていますが、
現在のところ原因は不明とされており、
残念ながら、確実な治療法がない病気です。
パグ脳炎では、脳の一部が壊死してしまうことから、
痙攣、麻痺、同じところをぐるぐる回る旋回運動、
目の焦点が定まらなくまる、などの神経症状がみられます。
なお、この症状は、脳内のどの部分が
病気に冒されているかによっても変わってきます。
通常、パグ脳炎の診断では、神経学的検査、血液検査のほか、
頭部のMRI検査や脳脊髄液の検査が行なわれます。
パグ脳炎と診断された場合、外科的な手術は行なわれず、
炎症を抑えたり、発作を抑えたりするための投薬治療が行なわれます。
パグ脳炎は、発症から数ヶ月で死に至ることが多く、非常に怖い病気です。
そのため、疑われる症状が出た場合は、
速やかにMRI検査のできる大きな病院で診断を受け、
適切な治療を行なうことが重要です。